今日だって、

そろそろ迎えに行くって電話をしようと思ってる時だった。



プルルル〜♪

誰だ…?


「ゆきぃ今日家来ない?」

「あ」

亜莉桜だ

「ねぇってばぁ」

噛み合わない俺と麻里。

麻里って言うのは俺の大学の同級生。

あからさまに俺に気持ちを寄せてくれている。


「麻里。ちょっと待ってろ。」



あいつが電話をくれるのは、初めてだな。



なんとなく嬉しくなってる俺。