「まぁ…教師の立場で生徒が眼中ど真ん中だったら問題だがな」



先生の中で私は【生徒】であって【恋愛対象】じゃないのだ


解ってる…けど…理解しようとすればする程、胸が苦しくなる




「……先生の婚約者って…どんな人?」


「…凄く可愛い人だよ…今すぐにでも手に入れたいくらいに…」


フッと笑みを浮かべた先生…凄く優しい表情…


先生…婚約者の事、本当に心から愛してるんだね




いくら私が先生を想っても…叶わない


それは私が生徒だからじゃない…