そんな私の反応に、佑香さんは笑ってこう言った。
「神崎ってああ見えて澪ちゃんのこと、すごくすごく大事にしてるんだよー?
最初に会ったときも、すぐに部屋に隠しちゃうし…
脅かすなって私たち叱られたしね」
「…そう…だったんですか…。
私…てっきり、私みたいなのが妹なのが恥ずかしいんじゃないかって…」
佑香さんの話が信じられなくて、思わずそう零してしまうと、
佑香さんはとんでもないという顔をして私にこう言った。
「そんなわけないじゃん!すごく大事にされてんだよ?」
「そうそう!大塚ちゃんより大事だったりしてー」
「ちょっと成瀬君!?」