そんな私の返事に奈々子ちゃんは困ったように溜め息を吐いてこう言った。 「辛くなったら、いつでも言いなよ? その時はあたしがガツンと言ってあげるから!」 その言葉が嬉しくて、 私は思わず奈々子ちゃんに向かってぎゅーっと抱きついた。 「奈々子ちゃん…ありがとう!」 「うお!?あんまり可愛い真似しないでよ!照れるじゃん!!」 奈々子ちゃんが照れくさそうにそう言って、私も同じように笑った。