「直人…」


「元気そうで何よりだな」

直人はあたしの頭を撫でる。


「あ、さっきはありがとね」

「どういたしまして
あのさ、心と佐藤って知り合い??」


あ…
どうしよう…


「あのさ、今日帰りに3人で駅前のアイス屋さん寄って行こーよ」


唯があたしを見る。

唯…??


「あそこは美味しいよな、あ…金あるかな??」

直人は財布の中身を確認しだす。



あたしは唯を見る。


唯は直人に気付かれないように口に指を当てる。



「唯…ありがと」


「早く行こう~」

唯に引っ張られてアイス屋へと向かった。