学校に行くといろんな人から見られた。


「茜くん…みんなが見てるよっ」

恥ずかしい…

そんな目で見なくてもいいじゃん。


「見させとけ」


茜くんはいつもと変わらないようにする。


「んじゃあ、俺は用があるから」

茜くんはどこかへ行ってしまった。

「おはよー心っ」


「おはよ、唯」


唯は相変わらずあたしに抱き着いてくる。


あ…
あたしは昨日の放課後のことを思い出す。


唯なら…
教えてくれるかな??


「唯…あのさ、昨日の放課後何の話してたの??」


唯は驚いた顔をする。

うざいかな

でも気になるんだもん


そして唯は笑った。


「あれはね、
心をよろしくねって言ったの」


「それだけ??」


「あ、あと…心を泣かしたらただじゃおかないからと~」


まだあるんだ。

でもちょっとすっきりした。


「甘くてディープな関係になってねって言ってやった♪」


「んなっ!?」

何を言って!?


「安心した??」



恥ずかしいけど安心しちゃった…


「ははは」

あたしはつい笑ってしまった。