「夢…」


目が覚めるといつもと変わらない風景があった。


なに、今の夢は…??

朝から嫌な夢をみた。


「はぁ…ー」


「おいっ、心
早く支度しやがれ」


ドアが勝手に開いた。

えっ!?
誰…ー??


「茜くんッ!?
なん、っでここに…」


「はぁ…昨日の忘れたのかよ」


あ…
今日から、茜くんが迎えに来てくれるんだっけ??



「ぃやぃや…でもなんであたしの部屋に!?」


「お前なぁ、物騒な世の中なのに
家の鍵開けっ放しだぞ」


茜くんの顔がいつもより真剣になる。


あぁっ!?
それで、こうゆうことなのね…


「でも、びっくりしたぁ
変な夢見たあとだったから…」

「変な夢??」



「うん、
なんかあたしが殺されそうになる夢…ー」


「…へぇ」


気のせいかな
一瞬、茜くんの顔が曇ったような気がした。