教室に戻ると唯が待っていた。


「あ、心!!」


唯はあたしに抱き着く。


「唯…-」

唯はあたしから少し離れて茜くんを見た。


「ども。」

唯は
茜くんに頭を下げる。

茜くんも
唯に頭を下げた。

「あ…ども。」


前もこんな光景あったような…

この二人面白いな~


「心、ちゃんと話して来たんだね」

あたしにしか聞こえない声で唯は言う。


心配してくれたんだ。

「…うん」

あたしは小さく頷いた。


「おぃ、心っ
早く準備しろっ!!」


「あっ、うん」


唯はあたし達のやり取りに少し驚いていた。

あたしは急いで支度をする。


なんか…
嬉しいな♪

こうして茜くんとも話せるようになったし。


あたしが支度をしていると唯と茜くんが話していた。


あれ??
二人って仲良かったっけ??