痛っ…くない


「危ねぇ…」


目を開けると茜くんがあたしの体を受け止めてくれていた。


あ…
茜くん!?
どうして…??


「ごめんなさいっ…」

あたしは茜くんのそばから離れる。

どうしよ…
怪我とかさせてたら…


「怪我とかしてないっ??」

あたしは茜くんを見る。


「あぁ…大丈夫…
てゆうかお前っ危ねぇだろっ!!」


急に茜くんに怒鳴られる。
あたし…
怒鳴られちゃった。

やっぱり
迷惑だったんだよね…


「ははは…そう、だよね
ごめんね」



なんだろ…

凄く胸が痛い


ヤバい、泣きそう



「お前っ、大丈夫か??
怪我とかしてねぇか!?
どっか痛いのか!?」

あ…
いつの間にかあたしは泣いていた。



いつもと少し違う茜くんの態度に少しびっくりした。


あたしは大きく頷く。