「………オイ、西原」





急に声をかけられて、
あたしはビクッと肩を震わせた。





「あ、真山さん――」





背後から、真山さんが
あたしのPCを覗き込んでる。





「これ、数字おかしくないか?

昨日のミーティングで
改定案出たろ。

お前、古い方の数字で
やってねぇ?」



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