「――あたし、帰るよ。


ルイくんとは、マジで
考えらんないから」





「あ、ちょっと、せり……!」






「振り回してゴメンね。

でも、これでおしまいにして」






あたしは千円札を置いて、
ルイくんの呼び止める声を
振り切って店を出た……。






     ☆☆☆☆☆





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