「ベロンベロンになるまで
飲ませたのはボクだから、
それはもういい。

でも、ボクが思い出させて
あげるよ。

昨日ボクと、どんな話したのか」





「えっ?」





目を丸くするあたしの前に
ルイくんが慣れた手つきで
作ったカクテルを置いた。




ブラッディマリー。

あたしの好きなのだ。





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