一番身近な上司でいつも
お世話になってるから、
予想外の仕事だったけど
がんばった。




上司が困ったときに
頼ってもらえるのって、
部下としては優越感あるしね。





真山さんに見送られて
事務所を出たところで、
携帯が鳴る。




「もしもし?」





『せり? ―――ボク』





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