「素人だったらな。

オレはもうコツつかんで
何度もやってんの、
知ってるだろ?」




「知ってるけど……」




それでもやっぱ心配にはなるよ。



こんな生々しい傷見たら、
よけいに……。




「平気だって……」




囁くみたいに言いながら、
斗弥があたしの腰を抱き寄せた。




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