「――そろそろゲート
行かなきゃ。


じゃあね斗弥。

斗弥も、仕事がんばって」





時計を見てそう言った後、
少し迷ったけど、自分から
そっと斗弥にキスをした。





空港のど真ん中で、
ちょっと恥ずかしかったけど。






それに反応したように、
斗弥がガバッとあたしを
抱きしめる。




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