ためらいつつも、
あたしは頷いた。





｢……ゴメンね｣





｢いいよ。

ボクだって番号盗んだ時は
そのつもりだったんだ。


………何飲む？　
ブラッディマリーでいい？｣





｢あ、うん｣





あたしが答えると、
ルイくんは静かに
カクテルを作り始めた。





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