あたしはもう一度、
変わらないといけない。





そうでなきゃ……たとえ今
斗弥と結婚したって、
きっと本当の意味での
幸せにはなれない。





「斗弥。

その時が来たら、
絶対結婚しようね。

それまではお互い、
もっともっとがんばろう」





斗弥を見上げて笑うと
すぐに晴れ渡った
空みたいな、曇りのない
笑顔が返ってきた。




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