「斗弥…………!」





涙が出そうだ。





ずっと聞きたかった
言葉が、ようやく聞けた。





それに斗弥はやっぱり、
あたしのことを考えて
くれてたんだ。





だからバイトだっていう
立場を、こんなにも
気にして……。








「バイトだって、あたしは
かまわないよ。

親に反対されたって
説得してみせるし」





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