「―――わかった」





長い沈黙の後、
斗弥がそう返事した。





そして次の瞬間、フッと
視界が陰ったと思ったら――

あたしの体は、斗弥の腕に
抱きすくめられてた。





「不安にさせててゴメン。

オレ仕事入ると、
どーしてもそのことで
頭いっぱいになっちまって」




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