『それじゃあ、結婚する
つもりがないわけじゃ
ないんですね?』





「ったりめーだろ!

他に相手なんかいないだろ」





――ってナニ見ず知らずの
男に即答してんだオレは





斗弥は困惑しきっていたが
それを聞いたルイは少し
安心したように息をついて、





『夢が大切なのもわかる
けど、もうちょっと
せりさん自身を見た方がいいよ。

でないと……知らない
うちに離れて行っちゃうかも』



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