部屋を去る間際のキスと、
ルイくんの瞳を思い出した。





悲しみの奥に、優しさと
愛おしさがたしかにあった。






きっとルイくんは
気づいてくれたんだ。




あたしの言いたかった
ことも、自分が間違ってた
ことも――…。











ありがとう、ルイくん。




そしてゴメン。


_