自分がホントにつまんない
人間に思えた。






つまんなくって、ちっちゃくて。





こんなんじゃ斗弥とじゃ
なくて、誰とでも
結婚なんてムリだよ。






ソファの上で抱えた膝に、
おでこをうずめて。





あたしはそこから、
顔が上げらんなかった。






     ◇ ◇ ◇



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