「ふぅん。

わかったよ。携帯番号は返す」





「ホント!? ありがと!」





意外と早く引き下がって
くれてホッとした。




でもルイくんは、ピッと
人差し指をあたしの顔に
突き付けて、





「ただし、今日一日は
ボクに付き合ってくれたらね。

最後なんだから、思い出
くらいくれてもいいでしょ?」





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