ルイくんは金髪を指で
もてあそびながら、
つまんなそうな顔して、




「怖いなぁ、せり。

なんでそんなに、
煮え切らない彼氏がいいのさぁ」





「煮え切らなくたって
なんだって――…。

結婚の為だけに付き合って
るんじゃないでしょ」





「そうなの?」





「そうよ!」





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