『来てくれないの?

じゃあやっぱ電話して、
ボクとせりのこと
洗いざらい話しちゃうね。

それじゃ――』





「ま、待って! 行くわよ!!」





突き放す勇気はとてもなかった。





あたしは待ち合わせ場所を
聞いてすぐに家を出た。





指定された店に着くと、
笑顔で手を振るルイくんが
すぐに見つかる。





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