黒いオーラはさっと消え、元の麗らかな春の日差しが注ぐ。

翔は怯えながらも教室を出て行った。


蓮(あの殺気…心愛ってヤツ、何者なんだ)

先「…で、では、気を取りな、直して…」


それからのHRで、先生は噛み噛みであった。

一度心愛と目があったのだが、早々に目線をそらしたのはいうまでもない。