何分泣いただろう。


泣きすぎてまぶたは重く
体を動かすことすら面倒に感じ、
毛布から顔だけを出し
窓から外を見ると辺りは真っ暗だった。




「今、何時よ」


そう言って携帯を開く。



「まぶし…」


しょぼしょぼの目に携帯の明かりが眩しくてぎゅっと目をつぶってから目を細める。




「…23時42分」



そして、携帯を閉じまた目をつぶった。




「ふう…泣いたなぁ」



沢山泣いて無駄に疲れた。

てか、光志にとって
あたしは浮気相手ってより
不倫相手だったんだよな…
結婚してんだし。

あたしなんか今、変に冷静。



てか、今日学校行ってないや。



……まあいっか。






あたしは、そんなことを思いながらベッドの上をゴロゴロしていた。