「それで結局、喫茶なわけだ」
「うん…」
長い戦い?が終わり、帰りを翔君と一緒に帰る。
今日あったことを話すと少し苦笑いで聞いている彼。
「だからあんなに騒がしかったのか?」
「多分そうだと思う」
やっぱり隣のクラスまで聞こえていたんだ。
結構、騒いでいたから当たり前か。
「それで華夜はメイド?」
「…そういうのは紗月みたいな可愛いこの方が似合うから裏方でいいって言ったんだけど…」
そう…。
決まったあとシフトなどを決めていたときの話。
私は裏方でいいと言ったのに、開き直った女子たちがそれを強く拒否してきた。
あと男子たちもなんか泣きながら言ってたな。
「それでメイド?」
「そうなるね」
あまり乗り気じゃない。
軽く言えば半無理矢理だし、かと言ってあの時、オバケ屋敷と言っていればこうにはならなかったわけで…私の所為じゃん。
アホなことしたな…。