当たっていた
そこには座り込んで電柱に背をくっつけている裕子と大きな鎌を持った男がたっていた
男は黒いフードが付いてるロングコートを着ていてフードをかぶっている…その姿は

……まるで死神

死神は鎌を大きく振りかぶり裕子を殺そうとした裕子はまさにこの世の絶望という顔をしている
「やめてーーーー」
私は止めようと足元の石を死神に投げた
死神の背中に石は当たったが死神は構わずに鎌をふった

ヒュッ

風を斬る音がした

ーーーー次の瞬間

鎌は無情にも裕子の首を捕らえた

鎌をふり終わった瞬間

鮮やかな血と裕子の生首が宙を舞っていた

飛び散る血しぶき

ゴトッ

鈍い音をたてて裕子の頭は地面に落ちた

…………死神がゆっくりこっちを向いた

少女は一目散に逃げ出した

だが少女に見られて逃がす死神ではない

死神はものすごい勢いで追いかけて来た

鎌を地面に引きずらせながら追いかけて来る

シャリシャリ

シャリシャリ



それは少女を殺しに来る音

少女はひたすら走った

だが死神は速い


ーーーーー追いつかれる

死神が鎌を振り上げた