「なんか、朱蓮の体暖かいね」




『そ、そうか?』




そんな事聞くと、もっと熱くなってくる。



俺どうしたんだ?



「うん!ありがと」



そう言って、俺の体から離れて言った花音。




俺のために、泣いてくれる女は、きっと花音だけだろな。



『いいよ』




俺はそっと花音の涙をふいた。




「朱蓮優しいね!」



『そうか…』