「ははは♪」



『何笑、ってん、だよ』




なんか、すごく嬉しい。


そんな事言ってもらうと。




「なんでもない!じゃあ私帰った方がいいよね」




私は鞄を持ち、椅子から離れようとした時



『まだ、居てくれ、ないか?』




そう言って手を捕まれた。




「いいよ!しょうがないなぁ…何時間でも居てあげる!」



本当はもっと朱蓮と居たかったから。




『ありが、と』



「なに言ってんの♪朱蓮の頼みならなんでも聞くよ?」




私は朱蓮の顔を見た。



あれ?




顔真っ赤じゃん!



もしかして照れてる?




『やっぱ花音は優しいな♪』




そ、そうかな…




「ありがとぉ」