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あれから始業式が終わり、今は帰る最中。



《~♪♭~♯》



電話?お兄ちゃんかな?



「はい」


《あっ花音ちゃん?》


「はい」


その声は朱蓮のお姉さんだ!



《朱蓮の姉なんだけど…今すぐ病室に来てくれる?》


「はい!!」




何これ…すごく嫌な予感がするのはなんで?



私は鞄を持って、精一杯走り続けた。



朱蓮がいる病室まで。



朱蓮、朱蓮…