「幸せ」


『…後悔して…ないのか?』



他にかっこいいやつなんか沢山いる。


病気の彼氏なんか嫌じゃないのか?


普通じゃない彼氏なんか。




「してないよ。
だって朱蓮は朱蓮だもん!
朱蓮以外だれも私を幸せにできないよ?」



『か…のん』




花音はいつも強気だな。


真っ直ぐあの優しい瞳で俺のそばにいてくれる。




「朱蓮以外好きになれないよ。
朱蓮は世界に1人しかいない私の大切な彼氏だもん!」




本当に俺で後悔してねぇんだな花音は。




『そか』



「うん!!」