「朱蓮、何か私にしてほしい事ない?何でもいいから」




『じゃあ俺は死ぬまで、花音と幸せな日にしたい。』

小さな声で答えてくれた。


「えっ」


『ばかだよな…俺って』




ばかじゃないよ。


そんな事思っていたなんてわからなかったから。



「わかった。じゃあ私は1秒でも多く朱蓮を幸せにしてあげるね。」


『えっ』



「じゃなくて、幸せにします!」



宣言しちゃった。


でも、言ったからにはちゃんとする。



なにがあっても。




『そうか、なんか嬉しい』


「なんか言った?」



小さな声だったから聞き取れなかった。



『何もない』


「も~!!教えてよ」



朱蓮はニヤリと笑って『むり』って言う。



「じゃあ諦める」



我慢しよ。




今日くらい。