「しゅれ…ん?」



朱蓮の頭には包帯が巻かれてある。


酸素マスクもしてる。



「花音ちゃん、朱蓮のそばで、手握ってあげてくれるかな?」



私は後ろを振り向いた。


見たことのない人…、



もしかして!


「朱蓮のお姉さんですか?」


「そうよ、早く行ってあげて?話しは後でじっくりしましょ?」


それを言い残して、その場を去った。



私も一度話したいと思ってた。