「今度ね、会社のレセプションパーティがあるんだ」
「パーティ!すごいですね、ゴージャス」
「財界の人間もチラホラと来る」
「ざ、財界……」
言い慣れない言葉に戸惑っていると、笑われた
「よかったら、マキも一緒にこない??」
アタシは一瞬言葉に詰まった
「僕の友人として、どう?」
……返答に困る
「もちろんその後同伴するよ?」
そう言われると、断りにくい
っていうか、これ断るとママに怒られるよね
「ぜひ」
アタシは笑顔でそう答えざるをえなかった
「パーティなんて滅多にないから、おしゃれしておいで」
「わかりました」
と返事して、アタシはあきかけたグラスにウイスキーを足した
閉店後、アタシは前田さんからの誘いをママに言う
「へえ!またすごいのに誘われたね」
それを聞いたちづるさんは目を輝かせてこっちを見ている
「おしゃれしておいでって言われても、アタシ、ドレスなんて持ってないし」
アタシのその言葉にますます目をキラキラにしたちづるさんがアタシの腕をつかんだ
「貸してあげる!いーっぱいあるから」
そんな話をしている横を着替え終わった新田くんが通りすぎていく
「かずま!おつかれ」
ママがその背中に声をかけると、彼はこっちを見ることもなく軽く頭を下げて出て行った
「パーティ!すごいですね、ゴージャス」
「財界の人間もチラホラと来る」
「ざ、財界……」
言い慣れない言葉に戸惑っていると、笑われた
「よかったら、マキも一緒にこない??」
アタシは一瞬言葉に詰まった
「僕の友人として、どう?」
……返答に困る
「もちろんその後同伴するよ?」
そう言われると、断りにくい
っていうか、これ断るとママに怒られるよね
「ぜひ」
アタシは笑顔でそう答えざるをえなかった
「パーティなんて滅多にないから、おしゃれしておいで」
「わかりました」
と返事して、アタシはあきかけたグラスにウイスキーを足した
閉店後、アタシは前田さんからの誘いをママに言う
「へえ!またすごいのに誘われたね」
それを聞いたちづるさんは目を輝かせてこっちを見ている
「おしゃれしておいでって言われても、アタシ、ドレスなんて持ってないし」
アタシのその言葉にますます目をキラキラにしたちづるさんがアタシの腕をつかんだ
「貸してあげる!いーっぱいあるから」
そんな話をしている横を着替え終わった新田くんが通りすぎていく
「かずま!おつかれ」
ママがその背中に声をかけると、彼はこっちを見ることもなく軽く頭を下げて出て行った