「亜稀~!!
帰ろう~~!!」



「うんっ!」


僕の大好きなきみは、優しく僕に笑った。


きみは、鈍感だから分かっていないけれど、
すっごく可愛い。


「今日はね、家庭科の調理実習があったの。
それで、クッキーを作ったの!

はいっ! 涼にあげる~!」


「ありがとっ!
ん~!! おいし~!!」

「ほんとっ!?  やったぁ!!」


きみは、本当にうれしそうに笑った。


僕は君のその笑顔が一番好きだ。


きみが笑うと、僕も笑ってしまう。











そんなきみが好きで好きで仕方がないんだ。