─────────…… ──────… 「…ん」 あたしは目を開けると、白い天井が見えた。 それと同時に薬品の臭いが鼻に届いた。 多分、此処は病院だと思う。 でも、なんであたし病院にいんの? 確か光太と話してから、家にかえろうとして… そうだ! 喧嘩に捲き込まれて、お腹が痛くなったんだ。 お腹… お腹? あ、かちゃん… お願いだから、生きていて…。 そう思いながらお腹に手を乗せた。