……ここは、先輩として
生徒会長として、手助けしなければね。
ちょっとだけその子に近づいて、微笑んだ。
「大丈夫。そんなに緊張することないよ。
簡単に名前とクラスを言えばいいから。」
この前と同じ赤い顔をしたその子を見てると、やっぱり頬が緩むみたいだ。
勝手に顔が笑顔をつくっている。
………頑張れ。
コクンと小さく頷いて、自己紹介を始めたその子。
「一年一組の中川 清嘉です。
よろしくお願いします…」
ペコッと頭を下げて、自己紹介を終えた。
中川 清嘉…
きよか って、ピッタリな名前だな…
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