りんご

ごりら

らっぱ

ぱいなっぷる

るびー

びーだま

まり

りんご

あかいりんごを

もらったごりらは

まっかなかおして

らっぱをふいて

ぱいなっぷる

あかいるびー

あかいびーだま

あかいまりと

あかいりんごがだいすき

わたしは林檎
河面に落ちた

なす術もなく
ただ漂う

誰だっけ?
わたしを木からもいだのは

口にふくまれた
片へんが

あなたの一部に
なる

わたしは林檎
河面に落ちた

空を見上げて
おもう

誰だっけ?
わたしを木から解き放ったのは

口にふくまれた
片へんが

あなたの毒に
なる

前髪を揺らして君が走る

走る走る
僕は追う

前髪の下から覗く
君のそのまあるい瞳が
時折僕を見つめているのを感じていたよ

いつもじゃなくて
時々

前髪を揺らして君が笑う

笑う笑う
僕も笑う

前髪の下から覗く
君のそのまあるい瞳が
いつでも僕を見つめてくれたら嬉しいな

時々じゃなくて
いつも

カタコトカタコト
電車に揺られる

カタンカタ~ン
電車がスピードをあげる

プッシュー
電車が止まる

その度に
君の髪が僕に触れる

今は起さないでおくよ

君が僕の横にいることが
嬉しいから

この広い世界で
あなたと出会った

ぐうぜん?
ひつぜん?

この広い世界が
あなたにとってかわる

ときめき?
どうよう?

目の前の小さな世界が
あなたで満たされる

鋭い目で獲物を追い
羽を広げて
襲い掛かる

その美しさに
心奪われた

君は鷹

腹を空かし
気の高ぶった

野生の鷹

その羽に触れてみたい
その雄姿に寄り添ってみたい

君を休める
宿り木になれたら

僕は男

愛に溢れ
君を求める

振り向いた君の瞳に
恐怖が走った

すべての生きものは
混沌から生まれた

ぐちゃぐちゃの
せめぎ合いの中から生まれた

生まれた命は
地球の中で
自分の居場所を求めた

守りたいのは
自分の居場所

多くもなく
少なくもなく

日々の暮らしが
まかなえるほどの

寄り添えば温もりが
伝わるほどの

手を伸ばせば
繋がれるほどの

涙を流せば
ぬぐえるほどの

守りたいのは
心の平和

やっと
熟した柿の実を
やっと
収穫しようとおもったら
烏にさきをこされたました

やっと
貯めたお小遣いで
やっと
お気に入りのペンを買おうとおもったら
品切れでした

やっと
届いたあなたからの手紙を
やっと
気を落ち着けて開いたら
中身は空でした

出てきたのは
ひとひらの桜の花びらと
森の香り

すぐ横に
あなたの気配を感じました