「ヘッ、ヘッ、ヘッ！！」と義昭は子供のように無邪気に笑うと電話を切った。





再び部屋に一人になった政子。


(やっぱりあれは夢だったのよ！！
きっと私は恐ろしい夢を見ただけなんだわ！！
そうよ、絶対そうだわ・・。)


そう自分に言い聞かせると何となくだが夢だったんだと解釈できるようになった。


「フゥ・・。」
と深呼吸をすると政子は安堵感に浸った。



しかし、突然！！


「クッ・・！」


政子は激しい腹の痛みに襲われた。
ズキズキするように痛く、腹の中で何かが活動している感覚に陥り、汗がタラタラと流れてきた。


「ウギャアーー！！」

あまりにも激しい痛みに政子は床に倒れ、両手両足をジタバタさせながら悶え苦しんだ。

「ギャーー！！
痛い！！痛い！！痛いわ！！」





しばらくして痛みは治まったが、発作的に発生した腹痛に恐怖を感じる政子。


(どういうことなのかしら・・・。)


政子はそのとき『膣内』に謎の違和感を感じたのだった……。