男の腕はガリガリに痩せほそり枝のようだ。

皮膚はボロボロに腐敗していて濃い緑色をしている。

ところどころ肉がメチャメチャに引きちぎられ白い骨が見える。


簡単に言えば屍(シカバネ)である。腐った腕からは生臭い悪臭が漂っていた…。




「キャアアアアアァァァァァァーーーーー!!!」



男の腕をみた政子は絶叫した。



もはやこの世のものではない……。



「ギャアーーー!!
ギャアーーー!!ギャアーー!!」


政子は完全に錯乱して雄叫びをあげるように叫んだ。


もはや得体の知れない巨大な男はものすごい力で政子の腕を引っ張ると、政子ごとベットへと叩きつけた。



「………グゥア……グゥア……グゥアグゥア……ウギャ……ウギャ……ウギャウギャ。」




訳のわからない声を発すると突然政子のうえに覆いかぶさってきた。



「なっ!?
何するのよ!!
ギャーー!!
ヤメテ!!ヤメテ!!ヤメ……。
ギャアーーーーーーーーー!!!!」



必死に抵抗するが全く身動きできない政子……。



「ウギャ。ウギャ。ウギャ。ウギャ。」



男は得体の知れない声を放って押さえつける。