「グォォォォォォーーー!!!!グォォォォォォーーー!!!!!グォォォォォォーーー!!!」


「義郎様お止まりくださいませ!!お止まりを……!!」


「バカ!!逃げろ!!」
必死で避難するよう指示する義昭だったが、警備員たちは遂に逃げ遅れてしまった。



「グォォォォォォーーー!!!」


「お止まりを~お止まりを…おと……………………ウギャアアァァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!!!!」


逃げ遅れてしまった警備員たちは次々とダンプに引かれてゆく……。




「あぁぁぁ!!!!」
政子は屋敷の方へ逃げながら、その惨劇を目の当たりにしていた。


「グォォォォォォーーー!!!グォォォォォォーーー!!!
ドカァァァァン!!!」



そして遂に義郎の運転しているダンプが門を突き壊して侵入してきた。



(ハッ……!!!)




政子はチラッとだが運転席が見えた。

目をギョロギョロとギラつかせ、怒り狂った形相でダンプを運転している義郎の姿が……。



「ウギャウギャウギャウギャウギャウギャウギャーーーー!!!!」
と叫んでいるようにも見える。