「見ろ!小さくだが、黄色いダンプカーが見えるぞ!」
と義昭。


確かに一直線の林道を猛スピードで向かってくる巨大な車体が見えた。



警備員が、
「お~い!!お~~~~い!!」
と警棒を降って存在をダンプに知らせている。


しかし、ダンプは止まるどころか、更にスピードをあげてきて、門の方へと向かってくる…。


「どうしたんでしょうか!?時速100kmまでだしてきてますよ!!」
と不安になり、焦り始めた警備員たち…。


政子たちも必死に、

「お父様~~!!!!」

「父さん~~!!!!!止まれ~~~!!!」

「お父様お止まりになって~~~!!!」
と手を振っているが、ダンプは止まることなく向かってくる。


そして、
「グォォォォォォーーー!!!!」
と言うエンジン音がどんどん政子たちの方へと近付いてくるのだ!


「突入する気です!!」
と警備員。


義昭も危険を感じて、「マズい!ひかれる!!屋敷へ戻ろう!!!!」
と政子と美華を屋敷へ、ひき帰らせる。



門の前で必死に警棒を振りダンプを止めようとする警備員たち。


10t以上あるような巨大なダンプカーが遂に門へと近付いてきた!