校門に、黒光りするいかにも高そうなリムジンが止まっていた。そこに、メイドが立っている。

潤様、言葉様。
お待ちしておりました。
さ、お車の方へどうぞ。

執事が扉を開ける。

実は、潤と言葉のお祖父さんは、超お金持ちなのだ。

普段の生活から、いきなり
世界が変わると落ち着かないな。

そうですね。
お祖父様、嫌味に聞こえるけど
お金持ちですもんね…

潤様、言葉様。
武蔵様の、後実家まで参りますので、しばしの移動をお許しく
ださい。