確かに顔はかっこいいと思うけど、性格が不細工だったら意味ないと思う。

そんな事を1人で考えていた。
すると隣から声が聞こえた。

『俺の席ここ?』

その声のする方を見ると長谷川涼がいた。

(なんで私に聞くんやろ…)

『前に書いてるよ!』

私がこう言うと長谷川涼は前を見た。

すると、

『あんた、亜百合って言うん?よろしくな!』

って長谷川涼に言われた。

私は一瞬戸惑ったけどすぐに

『うん。よろしく。涼くん!』
と、普通に返した。

これが大変な事になるとはまだ知らなかった。