『まず、こたびのゲームの舞台は此処プラントランド。
今から貴方達には鬼である死に神から逃げてもらいます。
制限時間は3時間。
それまでに捕まればゲームオーバーとみなし罰ゲームとなります』
「なんだ。ただの鬼ごっこか」
『そうですね』
!!!?
椅子に座っていたなんか派手な茶髪の男の人が鼻で笑いながら言うとスピーカーからまさかの返事が。
私達は全員驚いてスピーカーを疑視した。
『貴方達の姿も声も全てカメラがとらえていますので』
監視カメラがあるでしょう?という言葉に部屋の角にあるカメラを見た。
『今言われた通り、確かに鬼ごっこです。でも、ただの鬼ごっこと思われては困りますね』
どういうこと?
『鬼である死に神に捕まった者は罰ゲーム。
死に神は多くの説では魂を狩るものや殺しの神等と言われています。
死に神に捕まった者は罰ゲームとして死んでもらいます』
「なっ!?」
「えぇ!?」
驚きに声を出す者がいたけど、私にいたっては驚きのあまり声すら出なかった。
あまりにもサラっと言われたその言葉・・・死んでもらいます?
私が思うにそんな軽々しく冗談でもあまり言えない言葉だと思う。