「いい加減にしろよ…」


俺が小さく言った声は、今怒り狂ってる親父には聞こえてない。






「いい加減にしろ!!!!!!!」






俺の大声と共に、部屋の中が静まりかえる。




「なんだぁ??お前も文句があるのか。」


親父が、ふらふらと俺に近づいてくる。



俺は梨衣沙を遠くに座らせた。

「お兄ちゃ…」