「何々、お兄ちゃんの好きな人とか!?」 梨衣沙はイキナリ体を起こす。 「何でそうなる。つーか、いねぇし。」 俺は、暗くなった外を見て、カーテンを閉める。 「なーんだ、つまんなーい。」 そういって、また雑誌を読み出す梨衣沙。 …そうゆうお前は、どうなんだよっ…!? …なんて、俺は聞けない。 …そーゆー系は苦手だから…。