…珍しい奴。 普通、俺みたいなのに良心的しねーよ? 大体の人間は、無視するんだ。 俺は、誰もいない家に帰った。 風呂場に行き、濡れた服を脱ぎ捨てる。 冷えきった体に、赤い痕があった。 「…んだよ。勝手につけやがって。」 俺は、痕を引っ掻きシャワーを浴びた。 風呂から出て冷蔵庫を開けると 何故か犬用の缶詰が目に入った。 「…あれ。」 まだあったのか。。